レコード時代の想い出

CDが未だ無かった頃、音楽を楽しむのはもっぱらレコードの時代、ラジオもFMの実験放送がやっと始まったばっかりでした。 

暑い夏の深夜、寝ぼけながらも受験勉強に励んでいた高校生の私の耳に飛び込んできたのは”The End of the World”という聞きなれた曲でしたが、初めて聴くなんとも舌足らずの甘い歌声でした。 
悩ましいブレス音の入った歌声が夜の静寂に沁み通り、一発で目が覚めました。 DJの歌手紹介を必死に書きとめ、翌日、下校途中に市内のレコード店に駆け込み夢中で買ったのが人生で初めて買ったレコードです。
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