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よくあるご質問

県立なのに何故九州の冠がつく?

九州歴史資料館はこれまで福岡県太宰府市にありましたが、今回、同県小郡市に移転、新築オープンしました。

オープンは先週、11月21日(日)で、記念特別展「太宰府−その栄華と軌跡」が開催されているということで、早速本日、出かけてきました。

もちろん、太宰府市にあったころに訪ねていなかったこともあり、今回の展示物に興味があったからですが。太宰府政庁跡の発掘結果や太宰府の位置づけなど詳しく紹介されており、この資料館ならではの企画展だといっていいでしょう。

今回は特別展主体と言うこともあり、常設展示の部分がほんの僅かであったことは少し残念です。もう一度来年出直すことになりそう。

今回、訪ねるに当たり、福岡県立の施設でありながら、おこがましくも、「九州」を冠した資料館であることの、理由を糾してやろうと乗り込んだのですが、ちゃんと資料に紹介されておりました。

それによると、これにまつわる長い長い歴史がありそうです。
九州歴史資料館(以下九歴)は、その設置と今回の移転には、九州国立博物館の存在が密接に係わっているようです。

昭和42年(1967年)、国の明治100年記念事業として、新たな国立博物館の設置が構想されたことで、福岡県としては官民一体の誘致運動が行なわれたようです。

ところが、これは千葉県に設置されることになりました(現、国立歴史民族博物館)。福岡県としては、非常に落胆したようですが、将来に望みを託したようです。

将来、国立博物館が設置されることを期待し、その設置基盤となる調査研究施設および太宰府史跡をはじめとする、福岡県内の各種の文化財の収集、保管、展示施設として、県立の歴史資料館の建設が決定されました。

当初、館名は「福岡県立歴史資料館」とする予定であったようですが、将来の国立博物館構想などから、文化庁と協議し、「九州」の名を冠することとしたようです。

平成17年(2005年)、九州国立博物館がやっと設置、されました(太宰府市の九歴のすぐそば)。実に38年目、その執念が実ったようです。

当初の目的を達したこと、収蔵施設が拡張できないこと、建物の老朽化などから、今回の移転、新築が決まったようです。
「九州」の名前はまだ付いたままです。将来の道州制を見据えているのかもしれません。

写真は「新九歴」「特別展案内」「太宰府政庁跡」。

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