旧い写真の話で、『すんまへん(スミマセン)』。  【 日記通番 303 】

約六拾年も前、
貧乏学生の頃、
ストッキングの破れがモノ語る。

新調するよりも山に通う電車賃に使ってた。

 関西・奥美濃の、金糞岳・横山岳へと、
伊吹北尾根から辿りついた。
山麓へ飛び出す手前、藪がひどく、
ストッキングがボロボロになった。
 (昭和弐拾八年・湖北の当時まだ高山村と、
   呼んでいた集落の社)

単板のスキー、
 ベンドにシールを掛ける尖がりが無い。
 スチールエッジの出始めで、ビス留め。
 これでも当時の最新式、悦に入っていた。
 シールを張り付けたまま持ち歩いていた。
 締め付けに、要領と手間が掛かるからだっ