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よくあるご質問

旧い写真の話で、『すんまへん(スミマセン)』。  【 日記通番 303 】

約六拾年も前、
貧乏学生の頃、
ストッキングの破れがモノ語る。

新調するよりも山に通う電車賃に使ってた。

 関西・奥美濃の、金糞岳・横山岳へと、
伊吹北尾根から辿りついた。
山麓へ飛び出す手前、藪がひどく、
ストッキングがボロボロになった。
 (昭和弐拾八年・湖北の当時まだ高山村と、
   呼んでいた集落の社)

単板のスキー、
 ベンドにシールを掛ける尖がりが無い。
 スチールエッジの出始めで、ビス留め。
 これでも当時の最新式、悦に入っていた。
 シールを張り付けたまま持ち歩いていた。
 締め付けに、要領と手間が掛かるからだった。
 ビンディングは、スプリングワイヤー式、
 側面フックを着脱して、歩行に用いる。

スキーストック、
 トンキンの竹を張り合わせた丈夫なのは買えなかった。

登山靴
 ベロー付きを折り返して使うタイプ。
 オーバーシューズなど、まだ手作りの時代。
 ゲートルを巻くとき、ベローを巻くしあげて用いると、
 山ヒルの侵入予防ともなっていた。
 保革油やドロースは買えず、
 薬局のワセリンを、防水の為にだけ摺り塗り込んでいた 
 
ワカン、
 ザックの上、大きさが分かる特大。
 深い雪の奥美濃では必携。
 でも湿雪で、麻の細引き、先っぽが凍り、
 解(ほど)けずに都度に苦労。

ザック、
 単に袋状態のズタ袋。
 袋の入口をゆわえる(束ねる)だけで、
 雪がドッサリと入り込む。
 その都度、払いのけて使わねばならなかった。
 とあるとき、タオルで蓋をしたら重宝だった。

タオル、
 貧乏学生には、帽子にもなるし、
 糞を拭いたあと、谷の流れで洗って済ませた。
 トイレット紙などなく、新聞紙でケツを拭くと先輩が
 『モッタイナイ』とタオルの活用を押しつけた。
 シカが印刷インキで腹を壊すとも告げた。
新聞紙
 雪線で強風に殴られると、ヤッケの下は新聞紙で覆った。
 汗で新聞紙が凍り、バリバリ言っていた。
 それでも、登れる心は暖かだった。

写真:自画像
  当時、【若き日の山】(著:串田孫一)を読み
  憧れていたので、気取って構えている。

カテゴリ:スポーツ・アウトドア・レジャー

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