物部のこと

2年半前に、畑井弘著「物部の伝承」(講談社学術文庫)を読み、よく分らないまま歴史コミュにコメントなどを書いたが、あらためて再度読み始めた。
それと言うのも、その後に読んだ同氏著の「天皇と鍛冶王の伝承(大和朝廷の虚構)」を読んで、その中に物部についてのくだりが出ており、再確認しておきたいと思ったからである。
「物部の伝承」は1977年に吉川弘文館から出されたものを、文庫本として出版したもので、35年を経た今でもその内容は実に示唆に富むものであり、文庫本として再出版されたことは、物部の伝承について何一つ知ることの無かった私にとって、その機会を得ることとなり、