特別じゃない事    〜 詩 〜

何事も無かったように
季節はただ流れていく

僕達がそこにいようといまいと
多分、関係無いんだろう

そんなちっぽけな毎日を
君は何より大切だと言った



昔、昔
空は何処までも大きくて
人は空に憧れた

大空を飛ぶ鳥達は
飛ぼうとして飛んでいるんじゃないだろう

それは特別な事じゃなく
それは何も特別な事じゃなくて




僕達は夢を見ていた
他愛もない夢だったけど

変わって行く時の流れの中で
変わらない互いの笑顔を

そんなちっぽけな夢が
君は何より大切だと言ってた



風に吹かれ
雨に打たれても花は花
ただそこに生きる

それをちっぽけと笑え