増田四郎著『都市』

増田四郎著『都市』筑摩叢書、同著『西欧市民意識の形成』講談社学術文庫、を読了。
 前書は、24日に読んだ同著者の『ヨーロッパの都市と生活』筑摩叢書に触れた日記に、恵(けい)さんが、学生時代に増田四郎先生の『都市』についてレポートを書かれたというコメントを下さったので、書棚から取り出し読むことにした。
 昭和27年に出版されたものを下敷きとして、その後、全編にわたって増補改訂をほどこしたもので、いわば教科書的で一分の隙もなく張り詰めた文章が流れていく。
 さすがレポート提出にはもってこいの本なのかもしれない。
 都市とは何か、市民とは何か、東洋になぜ市民と