歳末断想

今年も残すところ3日となりました。高齢の所為か、昨年の今頃新年に向けて掃除していた詳細を昨日のことのようにまざまざと思い出せるほど時の経過の早さを覚えます。

 「門松は冥途の旅の一里塚めでたくもありめでたくもなし」と一休禅師は諧謔的に迎春を詠んでいます。その歌に共感を覚えつつ、しかも新年に向けての準備をする。生きている者の性と言えるでしょう。

 ちなみに一休禅師の臨終の言葉は「死にとうない」であったと伝えられます。一休さんにして然り。長生きはやはり目出度いと言ってよいのでは? どうぞ良いお年をお迎えください。

カテゴリ:ニュース・その他