年末に・・突然脳裏に!

縁故疎開ってご存じですか。
故あって鹿児島の山奥に疎開していたころ、ご馳走と云えば庭で飼ってた鶏、池で育てていた鯉をいただくことでした。
遠いところから訪れたお客さんに、盆と正月に・・・食卓に貴重な蛋白質が・・・
何もなかった戦中のことでした。
池には鯉が、なかでも錦鯉は雄大に育っていました・・・が、なぜか食卓にはあがりません・・・で、黒い鯉がまな板に。
鯉の洗い、鯉こくは、おおごっそうでした。
古里の暮れを思う時なぜか”食えなかった錦鯉”を思い出します。

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