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よくあるご質問

今年最初の買い物

街に出て買い物といっても、本屋とせいぜいCD屋くらいしか入らない。求めたのは、ベートーベンのピアノトリオ全曲CD5枚組で、Beaux Arts Trioの演奏。いつも本を読みながらのバックグラウンドに流しているだけのことが多く、ながらにはあまり気を取られない室内楽が丁度いいかなと、しかし本当は無音の方が本に集中できるのだろう。
 求めた本は、新潮社の季刊誌『考える人』2011年冬号。特集が「紀行文学を読もう」というので買った。1400円。
 そして、初めて求めた雑誌『Pen』阪急コミュニケーションズ刊、新年合併号で特集は「キリスト教とは何か」、絵画や建築に顕わされているキリスト教を多角的に紐解いたもので、多いコマーシャルページからは購読対象は男性のようだ。A4変形版で1日・15日の月2回発行の雑誌で、今回は特別定価650円。画集のように印刷が美しい。
 もう一冊は、Gakken発行『ダ・ヴィンチを知りたい』。予期せず、たまたま出会った本。A4版、112頁。定価650円。
 副題に「ルネサンスの名品で紐解く“万能の天才”の謎と秘密」とあり、年末に読んだ『イタリア24の都市の物語』の著者池上英洋先生(國學院大學准教授)が監修している。
 
 この中で、「ダ・ヴィンチを知るための15のキイワード」という頁が組まれていて、その1に庶子、2に左利き、とある。
 既にこのことは日記に書いたが、その部分だけ読んだ。
 庶子であるレオナルドは父の職の公証人は継げず、画才を買われてフィレンツェのヴェロッキオ工房の徒弟となる。
 しかしそのおかげで、人類の文化はレオナルドという天才画家を得ることができたのであるが・・。
 当時、結婚する女性には持参金が必要であったが、ある意味で合理的な制度であった。というのは、当時の出産は文字通り命がけであり、産褥熱で死ぬこともよくあった。そこで妻を失った男性は、次々に若い女性と結婚を繰り返すということになる。
 レオナルドの父は4度結婚し12人の子をもうけているが、レオナルドの末弟は彼より54歳も年下である。だが、若い女性と結婚した男は、当然妻より先に死ぬ。女性の持参金とは、夫に先立たれた未亡人の生活費を保証する制度でもあったのだ。
 そして、左利きということ。普通ならば幼少期に矯正されるべきものであった。というのはアルファベットは基本的に右利き用で、左利きでは実に書きにくい。無理に左手で書こうとすれば、レオナルドが書いたように左右反転の「鏡文字」になってしまい、これでは公証人は務まらない。
 レオナルドの残した素描を見ると、その陰影の付け方が右利きの人とは逆になっているという。つまり斜線を引く場合に、右利きなら右上から左下方向に向かうのが最も楽で自然であるのに対して、彼は左上から右下方向となっている。
 ちなみに、レオナルドの手稿のひとつである「レスター手稿」を個人で所有しているマイクロソフト社のビル・ゲイツも左利きとか。
 写真はレオナルドが最期まで手もとに置いていた作品のうちのひとつ「モナ・リザ」。モデルはフィレンツェの織物商人、フランチェスコ・リザ・デル・ジョコンドの妻リザ・ゲラルディーニ(20歳代の半ば、しかしどう見てもそれより年上に見える)、理由は不明だがこの肖像画はジョコンド家に引き渡されることなく、終生レオナルドに寄り添い少しずつ手が加えられていった。
 一説には実母の面影が漂っているとも言われている。
 中央は、1512年60歳を過ぎた頃の自画像。
 右は、「ウィトルウィウス的人体比例図」で下方に書かれた文字は、いわゆる鏡文字で書かれている。

カテゴリ:ニュース・その他

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