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よくあるご質問

融資の神様

必要なとき無利子でお金を借りられたら誰も有り難いと思うことでしょう(東京新聞昨年12/26「融資の神様」)。

 台湾南投県竹山鎮にある道教のお宮「紫南宮」がそれです。同宮は二百数十年前に、地元住民が金を出し合って建てたとされ、ご本尊は「土地公」と「土地婆」という土地の神様夫婦と「石頭」(円すい形の大きな石)の三体。

 お金は隣りの建物で誰でも無利子で借りられます。条件は、融資額が最高600台湾元(約1600円)。 お金儲けの呼び水としての縁起を呼び込む働きがある所為か連日借りに来る人が絶えず、昨年は43万人が借りたそうです。

 借りる際、申請書に住所氏名を書き、身分証明書を提出。お金は赤い封筒に入れて渡される。(因みに赤い色は中国・台湾では縁起の良い色とされています。)返済は1年以内。殆どの人が借りた金額以上を返すそうです。返金しなければ罰が当たるとの心理的抑圧が働くようで、昨年度は2億元の貸し出しに対し、収入は返金や賽銭、寄付などで約3億元。プラスのお金は地元の小中学校の給食費を無料にしたり、高校生、大学生への入学金補助や奨学金、老人会への寄付など社会還元している由。「社会から受け社会に用いる」が「紫南宮」の理念とのこと。

 少額融資制度が始まったのは、20数年前。「土地公」は土地の神様であると同時に金儲けの神様。ここで祈願して、巨万の富を築いた人がお礼に巨額の寄付をし、原資にしたそうです。門前の商店は百軒を越えるそうで、繁盛の状況が窺えます。

 道教には、佛教とは一味異なるも、幸せを望む人間の本質に迫る人の道としての教えが込められていると思います。

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