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よくあるご質問

呑兵衛爺の暮れ暮れ草(17 ) 「小欲知足」新聞のコラムを読んで

中日新聞1月6日朝刊のコラム「座標変換 私の直言」の中でアメリカ人経営者ビル・トッテン社長に日本経済の縮小時代の経営者像を訊ねた。

― 日本経済の低迷が続いているが。
「日本は輸出中毒だ。経団連や日本政府は円高が困ると言うが、円安で喜ぶのはトヨタやホンダなど一握りの企業だけだ」「バブル崩壊後、経営者は米国発の市場原理主義、株主至上主義に走った。企業は株価にだけ目がいく短期的視点の経営になる。その結果、研究開発や設備投資などに資金投入できず、長期停滞を招いている」

― 今後の経済は。
「国際エネルギー機関(IEA)の石油生産量はすでに2006年がピークで、今後年3〜6%ずつ減り続けると指摘されている。化石燃料に依存する日本は生産縮小、国内総生産(GDP)激減の可能性もある」

― では経済縮小時代の経営モデルは。
「欲を少なくして足るを知る“小欲知足”の経営と、自然環境と協力して何かを生み出す“協産主義”的な経営だろう。収益が伸びないと豊かになれないという“成長の呪縛”を捨てるべきだ」(中略)「今はリストラや自己責任ばかり、高度成長期の経営者は儒教や武士道などの道徳を学び、経営理念とした。法人税減税論議は、要するに企業が弱い庶民に税負担を押し付けたいだけだ」

― 会社経営で大切な事は。
「経済が暴落しても、社員とその家族の幸せと健康を守る。そのために備えが必要。仮に生産が四割落ち込むと、給与も四割カットする。その代わり労働時間も四割減らす。(以下略)

― 賃金が減ると生活できないのでは。
「極端な消費中毒を治せば、六割の年収でも生活できる。労働時間も減るから家庭菜園で食費を節約すればいい。(中略)自分ですれば節約と生きる力も身に付き、給料激減も怖くない」

ビル・トッテン社長は日本通で日本的経営を信奉、終身雇用を約束している。果たして日本経済の処方箋になるのであろうか。

「足るを知る」の起源は中国・春秋時代の思想家 老子の言葉『足ることを知る者は富めり。強(つと)めて行う者は志有り』
(もっているだけのもので) 満足することを知るのが富んでいることであり、 自分をはげまして行動するものがその志すところを得るのである。
尚京都龍安寺の庭に在る蹲(つくばい)手洗い場の石に書かれている「吾唯知足」(われ、ただ足るを知る)の4文字が刻まれており、その言葉は余りにも有名である。


本日は自句を一つ
「松竹梅」を詠みこみました。

蕾だけ枝で待つらし寒の梅

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