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よくあるご質問

「大学は出たけれど」

「大学は出たけれど」
これは、1929年小津安二郎監督が映画化したもので、当時(昭和初期)は、大卒者の就職率が30%という不況の底にあったらしい。
多少、コメディタッチで描かれたものであるらしいが、親子の悲哀に満ちた映画だ。

その「大学を出たけれど」という映画が、また新たに制作されそうな昨今の就職環境である。

物に溢れ、豊かな中で育ってきた学生達だろうが、人生の本当の船出の時に、乗る船が見つからない、或いは乗せて貰えない状況なのだ。

これは、高度経済成長路線の中で若い世代を過ごした我々には、あまり理解できないことではあるが、考えてみると、こんなに悲惨なことはない。!

1990年代の就職氷河期を下回る、なんと今年3月卒業見込み者の内定率は、全体で68%ということで、このままいくと32%の学生が失業ないしはフリーターということになる。

男子(70%)より女子(67%)と低く、理系(71%)より文系(68%)と低く、国公立(77%)より私立(66%)と低くなっているそうだ。

従って、短大卒・専門学校・高卒などの就職状況は、それこそ地獄みたいなものだ。

丹誠込めて作った農作物や、その他工業新製品が市場で受け入れられないのと同じだ。

この背景には、景気の悪さは言うに及ばず、様々な事情や理由があるのだろうが、僕は一つ気になっていることがある。

もしかすると、僕もその原因を作っている一人かもしれないが、60歳超の人間が働きすぎて、若者の職場を奪って奪っているのではないかということだ。

それは、「年金問題」と大きく関わることで、年金に受給年齢が60歳から65歳へと後退したことで、どうしても64歳までは働かざるを得ない実情がある。

本来なら、ここ2〜3年、団塊の世代が退職したことで、多くの雇用のチャンスが生まれたはずである。

しかし、国から年金未受給者の「再雇用制度」を求められた企業は、それに応えざるを得ない。
また一面、新卒者と同等の人件費コストで雇用が出来れば、教育にコストがかからない「ヤング・シニア」を雇った方が効率的な面もある。

こうしたことで、大学その他の学校を卒業し職を求める若者の職場は、「ヤング・シニア」に相当席巻されているのも事実である。

極めて悩ましい問題だが、急な景気の回復も考えられず、団塊の世代が年金を貰い出すまで、あと3〜4年は、こうした状況が続くと見なければならない。・・・かな。!?

若者に夢を与えなければ。! 仕事を与えなければ。! 彼らの心は萎えてしまう。 それが一番怖い。!

ワークシェアリングと言う言葉は、もう古いのか・・・

同じ大きさの「仕事というパイ」を分け合い与え合う努力も何か必要だと思う。 この数年を乗りきる知恵が、今こそ求められるときはない。!

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