昨日もツレは所用で私一人で見舞に行った。
「さっき、あなたの妹さんが来ていろいろやって下さったのよ。それから〇〇さんもきて今帰ったところ。孫の〇〇が点滴をしてくれたの。それからね・・・」と次から次と義母は喋る。
義母の入院は誰にも教えていないので、それは全て妄想である。
寝ている事が多いから夢を見るのだろう。それが現実とまぜこじゃになってしまう。
「子供達が待っているんでしょ。御飯の支度は?」と気遣ってくれる。
こんな優しい義母の言葉、昔に聞きたかった。
「ここの御飯は美味しいのよ」
「よく眠れるし、今のところ悪いところないの」
ナースの話に