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よくあるご質問

1/24 「東京暮色」小津監督

以前一度見た事があったが、記憶になく、2度目。
途中のパチンコ・シーンでようやく思い出した。

小津ファンだろうがなかろうが、評価は分かれる作品。
どんな見方もできる、というもの。
私は、監督や製作者側の主張がきっちり判るのが(その主張に対してどう判断するかは別)好き。

で、見終わって思ったのはこれ。
◎どうしろっていうの?

作成は1957年。その時代背景も重要だ。
深読みしてもいいけど、面倒でもある。

描かれているのは、東京に暮らす一般人。
彼等の言葉は、家族・友人・知人・恋人などにかける彼等の言葉は、互いに一方通行だ。噛み合わない。愛情が含まれていない。
そう私は感じて、寒々とした気分になった。

よくよく思い起こしてみると、いろんな場面での台詞回し(イントネーション・抑揚)がおかしい。小津作品でお馴染みの俳優が揃っているのに、他の作品とは違う話し方をする。
感情の込め方が希薄なのだ。

怪我をした次女に向かって「どうしたんだ?!」という台詞があるが、心配でしょうがない気持ちを込める時の言い方ではない。
気遣っているのではなく、心配でもなく、問いただしている感じ。

登場人物それぞれが、自己主張をするだけの会話。
これが全編を通じて繰り広げられる事140分。長かった。
悪人はいないが、善人というには不甲斐ない人々のある日の東京が暮れていく映画といおうか。

観客に期待することはなんですか?と、監督に聞きたかった。
見終わって何も得るものはなかったな。
強いて言うなら、人にはやさしくしようってことかな。

やけに作中で酒を飲むシーンが多く、??でありました。

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