明日は、家内の四十九日の法要だ。
今夜にも、息子夫婦と孫たちもやって来る。
お位牌。
ピンクのバラ。
苺のタルト。
クリームパン。
柿とメロン。
家内の郷里新潟のお菓子。
準備はすべて出来た。
「パパ、ありがとう」
という家内の声が聞こえるような気がする。
亡くなってから、
家内が残していったものを見るたびに、
家内の話が出るたびに、
涙がこぼれたが、
ここ数日は、それも減ってきた。
残された時間を、
自身が、二十代の頃描いた原点に戻って熟慮し、
使おうと思えるようにもなってきた。
親身になって駆けつけてくれた友人や、
趣味人倶楽部の皆さん