又又スプレーガンの絵 呑兵衛爺の暮れ暮れ草(25)

又又続けることとなった。講座期間中、少人数の講座学級であったから、休憩時間には同じ講座受講者同士よく話しに花が咲いた。顔に過去の人生を刻み込んできたような、年齢以上に老けた人やら、いろいろの人生や経歴を背負った人たちとの対話が私には楽しみの一つでもあった。学級の中には住宅が自転車で行ける距離のKAさんがいた。話好きで、かつ人の話にもよく耳を傾けてくれる人で、講座終了後もお付き合いが続いて、賀状交換や訪問をさせて頂いている。しかし受講生の中にサングラスを掛けて、長髪も伸ばし風体も少し怪しげな人物がいた。隣席や近辺の受講生は彼のことを奇人とか変人と称していた