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よくあるご質問

素浪人の『万葉集ぶらり漫談』(156話)…華やかな新婚ブームは、夢のまた夢か。

(156) 新室の 壁草刈りに いまし給はね
     草のごと 寄り合ふ娘子は 君がまにまに
            巻11・2351  
大意・ 新しい家作りの壁草を刈りにいらっしゃいな。その草の靡くように寄り添う乙女らは、貴男の思し召すままよ。

(156’) 新室を 踏み鎮む子が 手玉鳴らすも
      玉のごと 照らせる君を 内にと申せ
            巻11・2352
大意・ 新しい家を舞踏し玉鎮めする乙女らが手玉を鳴らすしている。さ、玉のように輝く君を「内にどうぞ、お入りなさい」と、乙女よご案内申せ。

解説・ 万葉集巻11の冒頭を飾る楽しい、旋頭歌(577・577)2首です。草刈りは男女の集団作業で若者に労働を求める歌ですし、祝婚の歌ともされます。 古代の、妻をめとる男の家づくり風景が、見えるようで微笑ましくなります。男女の出会いもこうした、協働作業の中で生まれました。

(156’’) 八雲たつ 出雲八重垣 妻籠みに
     八重垣作る その八重垣を
       古事記・1 須佐之男命(すさのおのみこと)
大意・ 盛んに雲が湧き立ちのぼり、その雲が幾重にも幾重にも取り囲んで、妻を籠らせるために垣根を造る。それはまさに「出雲八重垣」だなぁ。

解説・この歌も、やまたの大蛇(おろち)を退治して、妻、櫛名田比売(くしなだひめ)をめとった須佐之男命が、宮殿を出雲国
に造った時の歓喜の歌とされます。雲の立ち上る姿を瑞祥と見た古代人の、大らかで喜びにみちた姿が見えるようではありませんか。出典は異なりますが、三首、新室寿ぎの歌であり、祝婚歌とされるものです。

 若者が男女仲良く手を取り合って闊歩する姿が街に、村に、満ち溢れ次々と新居を構える活気が、日本社会に早く戻ってきてほしいなぁ。 
 それにしても他党の欠点を貶し、上げ足とりに終始する、今の国会論議は、がっかりですね。 国会議員は報酬半減、議員数も半減。その税金を、国家事業として未来を担う子育てに振り向けてくれませんかねぇ。 
須佐之男命が、政治家の退嬰が目立つなぁと嘆いていらっしゃる様です(笑)。

コメント

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