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よくあるご質問

父の教育論

父には3人の子供がいた。
つまり、私と妹、弟である。

59歳で亡くなった父だが、いつも
口にしていた事がある。

  「俺は、3人3様、それぞれ全く
  違う教育をしてきた。
  長女は、スパルタ。
  次女は放任。
  長男は溺愛。
  結果は後のお楽しみ。」

どの子にも、それぞれあふれるほどの
愛情を注いだ上での事である。

結果は見事に3者3様であった。

長女つまり私は、感受性が強くそのくせ
臆病な所があり、喜怒哀楽が激しく、
自己中心的で自己顕示欲が強い。
欠点は数多くあるが、生活力だけは旺盛
である。

次女、つまり妹が一番良い結果をもたらした
と思う。放任主義が良かったということである。
放任には本人に責任を持たせるという覚悟が
必要で、目的を小さい時から持って、それを
貫くという事を成し遂げる事が出来たのだと思う。
逃げ道が無かったとも言える。
性格も寛容で明晰、素直で従順、どこから
見ても申し分のない人間である。

長男、つまり弟はやっと生まれた男の子という
事で、誰はばかることなく溺愛して育てた。
優しく大らかで、強く逞しく、素直でいつも笑顔を
絶やさない、良い男に育った。
大学4年の時、突然父が亡くなった。
それから、彼の人生は一変した。
その性格が仇となったのである。
母を本当に頭が下がるほど大切にしてくれている。
ただ、あまりにも「良い人」過ぎて、大変な人生を
歩んできてしまった感がある。


3者3様の姿を見ると、確かに「教育」というものが
見える。
父は今頃天国でどんな顔をして3人を眺めている
ことだろう。

父は私によく言ったものだ。

   「馬鹿な子ほど可愛いものだ。」

つまり私が失敗作ということである。

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