父の教育論

父には3人の子供がいた。
つまり、私と妹、弟である。

59歳で亡くなった父だが、いつも
口にしていた事がある。

  「俺は、3人3様、それぞれ全く
  違う教育をしてきた。
  長女は、スパルタ。
  次女は放任。
  長男は溺愛。
  結果は後のお楽しみ。」

どの子にも、それぞれあふれるほどの
愛情を注いだ上での事である。

結果は見事に3者3様であった。

長女つまり私は、感受性が強くそのくせ
臆病な所があり、喜怒哀楽が激しく、
自己中心的で自己顕示欲が強い。
欠点は数多くあるが、生活力だけは旺盛
である。

次女、つまり妹が一番良い結果をもた