記憶の倉庫

近頃、お客様の高齢化が進み、介護を
なさっていらっしゃる方やその周辺の方も
多くなった。

いろいろな話の中で、必ず登場するのが、
認知症になった方が、「家」という「家」は
自分の生まれた「実家」であるという事で
ある。

そういえば・・・と思い出すと91歳で亡くなった
姑もそうであった。始めは私も戸惑ったが、
そのうち弁えて上手にお相手できるように
なったのを覚えている。

実家の母も、くも膜下で倒れた後、しばらくの間
「家」は実家であった。隣の・・・ちゃんの話まで
出てくるのである。母は今年87歳である。

実家にいた年月の何倍かを嫁ぎ先で過ごし、そ