犯罪文学傑作選

粗衣粗食 掘っ立て小屋に 居住して
 上品ならば 本物の人

★『犯罪文学傑作選』(エラリー・クイーン編/創元推理文庫)を読みました。
※推理小説作家のではなく、ノーベル賞やピューリッツァー賞受賞者クラスの文豪の、ミステリー・サスペンスものの短編21編です。タイトルも、原・訳共に、「小説」ではなく、「文学」。

《自殺は降伏を意味するのだ。運命に向かって手を上げてしまうことなのだ『陪審員』(ジョン・ゴールズワージー)》

《人間を観察するものが、見知らぬ相手の、一見つまらないある点にいつも反感を覚えるようなときには、その点に重点をおくのは正しい事である。