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『 生誕250年 酒井抱一展 』 於 畠山記念館

副 題 「 琳派の華 」

前期 1月22日〜2月17日
後期 2月19日〜3月21日 ※ 書画は全て展示替えに

酒井抱一生誕250年を記念して、館蔵の抱一作品を前期、後期に分けて展示されています。
抱一は姫路藩主酒井家の次男として生まれ、17歳の時には元服して1000石を与えられています。
家の跡を継ぐ必要がなく、裕福だったことから、芸術・文化の世界へと傾倒し、交流も深めていきました。

裕福なことから、絵もゆったりした優しげな華やかさを感じるものになっています。
画材も最高のものを用いていることが大きな要因の一つになっているかと思います。
細かい織りの最高級の絹に最高の絵の具を用いることによって、湿潤な光沢と発色 ( 特に朱色、瑠璃色、群青色とか ) の良さとなっています。

前期 ( 2月17日まで ) の目玉は抱一作品では 「 四季花木図屏風 」 「 乙御前図 」 「 富士見業平図屏風 」 「 十二ヶ月花鳥図・1月〜6月 」 など、抱一特有の明るい優しい色の品の良さに心惹かれました。
抱一以外では光琳の 「 扇面月兎画賛 」 、光悦書・宗達下絵の 「 小謡本 」 、基一の 「 曲水宴図 」 などが良かったです。

なお、後期 ( 2月19日から ) 、書画は全て展示替えされますが、目玉は抱一の掛け軸の 「 風神雷神図 」 「 月波草花図 」 などです。

畠山記念館が誇る茶器も乾山の器を中心に、光悦の 「 赤樂・銘李白 」 、光琳絵の 「 さび絵染付火入・銘赫々 」 、光甫の 「 信楽砂金袋香合 」 「 共筒茶杓・銘谷風 」 など興味を惹かれるものも展示されています。

左上 掛け軸 「 風神雷神図 」 後期
   掛け軸の縦の長さを生かした構図がみもの

左下 「 四季花鳥図屏風 」 前期
   大きな桜の樹が全体の構図をつくる中、右から春夏秋冬の
   草花がたくさん描かれ、じっと観ていると何か楽しく幸せな
   気分になってきます。

中左 「 十二ヶ月花鳥図・6月 『 百合・葵に雀 』 」
中中 1月 『 椿・梅に鶯 』

   前期 1月〜 6月
   後期 7月〜12月
   皇居三の丸尚蔵館などにも同名の花鳥図があります。
   花と鳥の組み合わせの異なっているのもあります。
   写真は12月。落款が左にあり、構図も左側から包むように
   なっています。これは11月と対になっています。
   同様に例えば、1月と2月が対というように描かれています。

中右 「 乙御前図 」 前期
   いわゆる器量の良くない「おかめ」が描かれているのですが、
   美しく何か可愛さを感じる抱一らしい絵になっています。
   体のそりが浮世絵の美人図になっていることや、着物・帯の
   柄が松竹梅になっているめでたさ。
   技量の高さとあいまって、高級絹地に高級絵具ならではの
   美しさとも言えるのでしょう。 
 
右  「 富士見業平図屏風 」
   元絵は光琳にあり、抱一の新解釈による絵となっています。
   「 富士見 」 なのに 「 富士山 」 を描かないという描き方は
   光琳によるものですが、日本的表現ですね。
   東下りの一節の文字の美しさにも感心します。

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