松谷浩尚著『イスタンブールを愛した人々』中公新書、読了。 副題に「エピソードで綴る激動のトルコ」とある。著者は、昭和19年生。慶応大学大学院修士課程修了後、イスタンブール大学ph.D.(政治学博士号)取得。69年外務省入省。通算12年間、在トルコ日本大使館、及び在イスタンブール日本国総領事館に勤務。本書発刊時は総領事。
イスタンブールに滞在した日本人5人を含む12人の人物の行動と記録を通して、オスマン帝国崩壊からトルコ共和国誕生まで、一世紀に亘る激動のトルコ情勢を紹介している。
クリミヤ戦争時イスタンブールで看護活動をした白衣の天使ナイチンゲール、ト