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よくあるご質問

素浪人の『万葉集漫談』(165話)…私を攫って頂戴!

(165) 足柄の わを可鶏(かけ)山の かづの木の
     わを誘(かづ)さねも 門(かづ)さかずとも
        巻14・3432 相模(神奈川県)の国の東歌
解説・ 足柄山のあの可鶏山に生える、かづの木の名前が示すように、私をかどわかし、引っ攫ッて行ってくれないか。門が閉められているいるくらいな何でもないことじゃないか!…という意味の歌なんです。

「かけやま」「かづのき」「かづさふ(かどわかす)」「かづ(門さかずと)」と、同音の言葉を重ねて謡い、土地の人々の間で楽しまれた歌なのでしょうね。
女性が、男を誘うコケットリー。その媚態に、コロリとなりそうですね。 ああ、私も歳など早々と、とるんではなかった!(笑)

可鶏山は不詳。かづの木→ぬるでの木か(男性の喩→道神祭りなどで門口に立てた)。門さかず→門し開かず。

足柄山は、万葉集に数多く歌われた地名で、先般もある知人から山歩きをしていてこういう万葉碑があるのだが、解説を頼むと言ってきました。夫婦の別れを惜しむ山越えの歌ですが、また折を見てお話ししたいと思います。

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