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よくあるご質問

素浪人の『万葉集漫談』(169話) …ああ、人の妻!

(169) 人妻と あぜかそを言はむ しからばか
       隣の衣を 借りて着なはも
           巻14・3472  東歌
解説・ 「人妻です」となぜそれを言い張るのですか。だったら、貴女はお隣の衣装を借りて着たりもしませんか。…といった歌です。 
「ああ、人の妻!」とでも言いますか、言い寄った人妻に拒絶された男が居直っている。(笑) 戯笑歌です。
そ→人妻。  第5句の「なは」→打ち消しの「なふ」。

(169’) あずの上に 駒をつなぎて 危(あや)ほかど
       人妻子ろを 息に我がする
          巻14・3539 東歌
解説・ 今にも崩れそうな崖の上に駒を繋いで、はらはらするようにおっかなく、怖くて仕様がないけど、あの美しい人妻に切ない思いを私は寄せていることだ。…と、これも人妻に死ぬほどの恋をした男の歌ですね。
あず→崩岸、崩崖。危ほかど→危ふけどの訛り。 息に…する→喘ぐように息をする。

隣の芝生は青いし、隣の花は赤いものです。いつの世も男どもは切なく恋をして生きているものですね。(苦笑)

カテゴリ:ニュース・その他

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