現代短編傑作選

世の中は 鴨にする人 される人
 鴨の庶民を 食う公務員

★『現代短編傑作選10』(日本文芸協会編/講談社文庫)を読みました。
※傑作選という割に、心に響くフレーズは殆どありませんでした。

《世の中には、人を鴨にして生きてゆく人間と、人に鴨にされる人間との2種類がある。人を鴨にする人間を一度は叩かないと、私がこの世に生きてきた甲斐がない、死んでも死にきれない。こんな風に思うようになった。私はそれを小説風に書いた(同行百歳/山口瞳)》
※その志や良し。しかし、何というタイトルの小説だろう? テレビドラマ化されて、一時話題になったような気がしますが。