民などは どこ吹く風の 万葉集
ノブレスオブリージュ 無きぞ悲しき
★『万葉の道 奈良編』(扇野聖史/福武書店)を読みました。
※万葉のそれぞれの歌が、どこで詠われたのかを詳細な地図と共に紹介しています。至れり尽せり。徒歩で、跡を訪ねながら歩きたい人にとって、垂涎ものです。皇族の歌が多いのですが、卑近な事、恋人や身内を恋うる歌に終始している感じがします。少しは、天下国家・民を思う歌があってもよさそうなものを。
《よき人の よしとよく見て よしと言ひし
吉野よく見よ よき人よく見 天武天皇
むかしのよいひとが、よいところだといってよく見てよいといった吉野をよく見なさい、いまよいひとがよく見ているから――と語呂あわせを楽しみながら、それ以上の暗示を与えている歌である》
《見れど飽かぬ 吉野の川の 常滑の
絶ゆる事なく またかへり見む 持統天皇
《百済野の 萩の古枝に 春待つと
居りしうぐひす 鳴きにけるかも 山部赤人
《さ額田の 野辺の秋萩 時なれば
今盛りなり 折りてかざさむ ?
額田の野辺に咲く秋萩は、今が盛りの時期なので、折って髪に挿し頭(ママ)そう――》
《難波津(なにはと)を 漕ぎ出て見れば 神さぶる
生駒高嶺に 雲そたなびく 大田部三成》
〜〜〜〜〜〜本日のジョグデータ〜〜〜〜〜〜
30分25秒/八国山麓5km/BMI:24.3/bpm:136/
靴:ボンビート(★★★★)
※ジョギングへの途中にある紅色のジンチョウゲが、もうすぐほころびそうです。白いのは、まだ硬い萌黄色の蕾です。
※パンゲア/マイルス・デイビス(トランペット)他、を聞きつつ
コメント