ダンテの『新生』

熊澤弘著『レンブラント 光と影のリアリティ』角川文庫、アートセレクションシリーズの今月の新刊。レンブラントの画業を作品とともに概説的に紹介しながら、浮き沈みの激しかった生涯、その波乱の人生を辿っている。P261、定価895円。
 ダンテ・三浦逸雄訳『新生』角川文庫、の2冊を読了。
 後書の奥付には68.9.25とゴム印が。大学4年のやっと就職が決まった頃だ。『新生』はダンテの恋愛の記録、と言うよりも片思いの記録と言った方がいいだろう。
 ゴム印にある頃、やっと失恋の落ち込みから立ち直りつつある頃でもあった。『新生』がどんな本であるか解って求めたのだが、結