趣味でつながる、仲間ができる、大人世代のSNS、趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

よくあるご質問

災害復興への 考え方として・・・

言うまでもなく、国家財政はひっ迫しており、日本経済の勢いも以前とは比べ物に
なりません。阪神淡路大震災時よりもさらに国力は低下しています。いかにお金をか
けずに被災者の生活を保障し、未来を切り開いていくかを考えざるを得ません。それ
を考えると、「原状復帰」の考え方からは離れて、むしろ安全な高台に近い場所に、
現在の人口構成に見合った新しい街を新しい発想で再建すべきだと思います。

 関東から東海・南海地域にかけて、近い将来巨大地震が予想されています。震災後
の街の再建は、関東に住む私たちにとっても決して対岸の火事ではありません。「原
状復帰にこだわらず、その時の実情に合わせた未来志向の街づくりをする」ことは、
今後予想される震災においても重要な基本的な考え方だと思います。


 兵庫県の県民経済計算によりますと、震災前の1991年度から1993年度の総
固定資本形成(住宅投資、設備投資、公共投資などの固定資本の追加分)の平均値は、
5.9兆円です。それが、震災にあった1994年度に、5.6兆円に落ち込んだあ
と、1995年度は7.4兆円、1996年度は7.9兆円、1997年度は6.8
兆円に膨らんだあと、1998年度は5.7兆円に戻ります。復興需要は1995年
度から1997年度にかけて3年間続いたことになります。

 この1995年度から1997年度にかけての総固定資本形成から、1991年か
ら1993年までの3年平均(5.9兆円)を差し引いた金額は、それぞれ1.6兆
円、2.0兆円、0.9兆円になります(四捨五入の関係で数字はぴったり一致しま
せん)。合計すると、4.5兆円。ざっくりとした話になりますが、阪神大震災の場
合には、失われたストックの復元に、これだけの資金が必要になったと言えるでしょ
う。

なお、1995年度の兵庫県の総固定資本形成、7.4兆円の内訳は、民間部門が
5.1兆円(69%)、公的部門が2.3兆円(31%)です。この公的部門の比率
が、今回も同じだとすると、年間約5千億円(1.5兆円×31%)の資金負担が3
年続くということになるでしょうか。もっとも、民間部門の復興費は、税負担のよう
な格好にはならないでしょうが、明らかにストックが失われているのですから、何ら
かの形で、費用負担が発生すると思います

コメント

コメントはログインすると見られるようになります。