そこには今日もごく当たり前に
家族の生活があるはずだった
多少のいさかいやケンカもあったにしても
それ以上に笑い声が響いていただろう
いつの時代も親の心を子供は知らない
理由も無く反抗する為だけに親に背く
そんな時代を誰もが通って
やがて大人になっていく
恋と愛の違いを知って
人を愛する事の本当の意味を知る
けれど愛はそれだけじゃない
見返りを求めない愛もあるって事
子供がそれに気がつくのは
自分がいつか親になった時
いくつもの後悔や済まない気持ち
ただ、それ以上に積みかさねてきた絆
年老いた父を母を見て
それは哀しい