万葉の旅(上)

哲学の 祖国に奴隷 無きがごと
 万葉に民 無きぞ悲しき 

★『万葉の旅(上)』(犬養孝/教養文庫)を読みました。
※全3巻の内の上巻です。かなりマニアック。確か深大寺だったと思いますが、花それぞれに即した万葉歌の札が、添えられていたのを見たような気がします。この本は、その所版といったところです。一歌一葉って感じで、1つの歌に、その地名に該当する写真が1枚ずつ添えられています。口絵の数点以外はモノクロですが、どれも日本の原風景を見るような感じで、感動です。しかし、貴人官人らの歌が殆どですが、相変わらず、僕が彼等に望んでいる内容の歌がゼロなのには、失望で