万葉の旅(下)

保安院 50キロ逃げ 国民は
 30キロで 不安な日夜

★『万葉の旅(下)』(犬養孝/教養文庫)を読みました。
※結局、貴人官人らの歌に、ノブレスオブレージュを感じさせてくれるものは皆無でした。彼等にあっては、民の存在など眼中に無かったのでしょうね。平成天皇は、この度の大震災を受けて、「皆が相携え、いたわり合って、この不幸な時期を乗り越えることを衷心より願っています」と、言われました。いにしえの貴人官人らに、この片鱗なりとも感じたかったのですが、、、。多分、古今和歌集、新古今和歌集も、そうなんでしょうね。

《家人は 帰り早来と 祝島
斎(いは)ひ待つ