趣味でつながる、仲間ができる、大人世代のSNS、趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

よくあるご質問

英文法は必要

英文法は、和文英訳と英文和訳には必要である。

なぜなら。
日本語の名文には主語がない(英語の名詞の種類、冠詞の有無と種類を判断する)。
やさしく書かれたNative人の英文でも関係代名詞がある。
日本語と英文の文章構造が異なる ― 語句の順序が逆である。
修飾される部分を判断しないと、和訳は不可能であり、そのような難しい複雑な英語文もある。
Native人でも文法的にまちがった英文を書く(たとえば、関係代名詞の限定・非限定を区別せずにコンマがあったりなかったりするので、和訳には注意するのが翻訳では常識である)。


和文英訳と英文和訳には、これらを分析して、理解し、翻訳するために必要である。

*その具体例はコメント欄を参照。


海外に長く住んでいて、英文法無用をとなえるOさんに、次の和文英訳の点検をお願いしてみた。

「町は、湧きあがっていた。人間という人間が、路上を走っていた。叫び、泣き、転び、ときには沈黙している。歯も舌も失った者のように眼だけで駈けてくる」。
The citizens exclaimed and ran about in a burning Ponto-Cho in Kyoto.
Some residents were shouting, some crying, some tripping, and some standing paralyzed.
With their eyes weirdly glaring, many fell over one another to run to the safer places.

http://smcb.jp/_ps01?post_id=1683052&oid=295910


Oさんからのコメントには、翻訳法としてはあたりまえのことだけしか書かれていなかった。
「英文では ポント町とか京都とか 其処の市民とか 火事とか書いてありますが 日本語のほうでは書いてありませんね」
「これは部分的に観て直訳はしていませんね 翻訳するなら 全部読んでそれでContext-Sensitive(文脈依存の)に訳するほうが良いと思います」。

なんと手あかまみれのコメントであることか。
これらは、和文英訳をする者にはすでに分かりきったこと。

論理性のある英文にするためには、日本語にない語句を補足するのはあたりまえのこと。
直訳してはいけないのもあたりまえのこと。
内容を理解してから英訳するのもあたりまえのこと。

英語の本拠地であるアメリカに長年に居をかまえつつ、日本人の英文は「おかしい」といつも揶揄する(やゆする:からかう)Oさんも、自らのコメントの「おかしい」のには気づいていないらしい。
わたしが、原文にない語句を足して英作するのは内容を理解したからである。
逆をいえば、内容の理解なくしては、The citizensもa burning Ponto-Cho in Kyotoも書けるものではない。


あほらしさも心よぎるが、さらに質問した。
本の内容を理解したうえで翻訳した。このわたしの英文自体は、英語文としていかがであろうか、と。

こんどは返信なし。
鼻をつままずには読めないようなカビくさいコメントはあったが、文体についての清らかなコメがいまだない。
きっと分からないのではないのか。

わたしの英文は、分詞構文、省略文、With分詞句を用いた成熟文Writingである。

英文法は無用をとなえるOさんでも、英文の成熟文Writingを知らないと思われる。


名古屋女子大学教授・Douglas S. Jarrellさんにも点検をお願いしてみた。
英語人の英文学教授であるからには、英文法には熟知しておられよう。

そのJarrellさんからの返信である。
“I don't know the original Japanese, but the imagery comes through in the translation.”
「翻訳のもとである日本文は分かりませんが、翻訳文からは情景が伝わってきます」とあった。


以上のまとめ。
和文英訳、英文和訳の具体例から英文法の必要なことを見た。
英文法無用をとなえるOさんからは、わたしの英文が「おかしい」か否かの評価を得られなかった。
英文法に熟知しているであろう英文学教授・Jarrellさんからは、「翻訳文からは情景が伝わる」との評価を得た。

限られた数の具体例だが、これらから考えられるのは、英文法を理解していないと和文英訳と英文和訳は不可能であり、英文Writingの評価も不可能である、ということである。

したがって、英文法は、和文英訳と英文和訳には必要である。

カテゴリ:語学・国際交流・社会貢献

コメント

コメントはログインすると見られるようになります。