趣味でつながる、仲間ができる、大人世代のSNS、趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

よくあるご質問

英文法はいらない

英文Readingには英文法は無用である。

そのかわり、英文を英文のままでReadingし、英文のままに理解できる(日本語に変えないで、頭のなかでvisualize:思いえがく)ように学習する必要がある。

日本に生まれ、すくなくとも20歳のころまで日本に育った日本人がこの英文Readingを習得するのには、英文法をマスターする時間、あるいはそれ以上に長い時間を英文Readingにそそがねばならぬと考える。

なぜならば、英語文のなかのわからぬ単語や熟語を英・英辞書で理解する必要がある。
しかし英・英辞書を最初から読みこなせる人は少ないであろう。
英・英辞書の説明文がむずかしいので、英和辞書をひっぱりだして説明文を読まねばならぬはめになり、わらうにわらえぬ苦渋の学習も必要である。
大人の文章をReadingできるようになるまでの時間は、なまなかなものではない。

英文Readingの学習が必要なのは、長い英文の文体における論理性を頭にたたきこむためである。
この論理性を理解して読まないと、読んだあとでの論理的な説明ができす、Readingしたとはいえなかろう。

余談だが、議論を求める文化 ― 弁証法で正論を求める習慣 ― が英語社会にはこびりついている。
日本人にはなんともつき合いにくい習癖である。
したがって、情緒的な文脈で話をしていると、
What's the point? 「要するにどういうこと」と相手はいってくる。
さらにもごりもごりと口を動かすばかりでは、
What's your point? 「ハッキリ言えよ」とつめてくる。

Readingにもどると、日本文化で育った日本人にとっては、この論理的な思考をつねに頭にとめおくのは容易ではない。
このような論理性を身につけるには、英文法をマスターするほどの長い時間をReading学習にかける必要があるであろう。


英文的発想をもって、英文的思考のみで英文Writingできる人には、「英文法は無用」である。

ただし、英文的思考や英文的発想でいきなり英文を書いていくには、膨大な英文をよみ、つねに英文的な感性や考え方を保つ才能、あるいは日本的思考をその考えにすばやく切り替える才能が必要である。
なぜならば、英文Readingに書いたように、Writingでも論理性が必須だからである。
日本に生まれ、長く日本に育った人がこのような才能を身につけるには、英文法をマスターするほどの時間、いやそれいじょうの長い時間が必要であろう。
なまはんかな時間ではない。

余談だが、
当S倶楽部の日記には、情景文が多いようである。
情景文とは、「学校へ行きました、講義を受けました」とか、「癌の発生原因はXXで、症状はYYで、現在の治療はZZです」とかである。
この倶楽部ではそのような文章のほうが会員の受けがよい。

が、英文Writingには思考法を切りかえる必要がある。
さきの論理性にくわえて、英文には独創的なアイデア(unique idea)を求められるからである。
調べればだれでも容易に知りえる一般的な文章の「講義は、癌の治療は」などの情景文は評価されないからである。

しかしである。
日本語の文章でも英文Writingとおなじ傾向がすでにあらわれている。
「遅筆堂」の主人である井上ひさしは、「自分にしか書けないこと」を書けといっている。
日本語作文の大家とも言える本多勝一は、その文章論のなかで「いきなり本論」を書けといっている。


英会話に上達するのには、「英文法は無用」である。

ただし、英語人のSpeakingを理解するには、英文法をマスターするていどの時間では足りないのだ。
英語から逃げだしたくなるほどに英語をListeningし続けなければならないであろう。
英語が好きで楽しいのは英会話学習の条件だが、上達するのには「生き地獄」も体験せねばなるまい。
「生き地獄」とは、英語が好きで英語の国にきてみたが、たとえば映画「er」のなかに自分が迷いこんで、速くて分からぬ英語をあびせられ、頭が変になってきても、逃げる場のない地獄である。
英語の国に入るとこれが毎日続くのだ。
とくに、大学や大学院に「留学」し、逃げずに学問していくには、軽いノイローゼになるほどの覚悟が英会話上達のための条件でもある。
したがって、この学習に必要な時間もちゅうとはんぱなものではない。

http://smcb.jp/_ps01?post_id=1697296&oid=295910
http://smcb.jp/_ps01?post_id=1717662&oid=295910


英文法をマスターするほどの時間、あるいはそれ以上の気の遠くなるような時間をかけて英語を読み、書き、会話を学習すれば、英語のReading・Writing・Listeningが可能であろう。

そのようなNative人なみの英語力が身についてこそ、「英文法は無用」と言えるであろう。

コメント

コメントはログインすると見られるようになります。