樹木医の聴診器

環境番組などには良く『樹木医』が出て来る。
木に耳を当て、時には『聴診器』をあてて耳を澄ましている。
こんな事で、本当に木の病気が分かるのだろうか?
今までそう思って来たが、街中でばっさり切られた木を見た。

根元から切られているが、中ががらんどうだ。
太さが約4〜50センチなので、多分樹齢2〜30年は超えている。
この空洞部分の大きさからすると、きっと若木の頃からだろう。
よくここまで成長したものだ、と思う。
と同時に、例の樹木医を思い出した。
恥ずかしいが、木に耳を当てて『木の声』を聴いていると思っていた。
聴こえるはずも無い、水を吸い上げる神聖な音