苦役列車

新刊の「苦役列車」(西村賢太)を読み終わって、今までにはない、虚無感みたいな、脱力感みたいな、不思議な気持ちにさせられた。
芥川賞ということもあり、その期待の落差?にとまどうばかりだ・・・
こうもダイレクトに虚飾もまったくなく、またやたら難しい漢字で感情を表現した本は初めてだ。
誰もが多かれ少なかれ感じている、劣等感?がぶつかってくる。
自分がこれまで感じた、劣等感なんて、たいしたことではないではないか!
人間、なにをしても、とにかく生きていけるのだ・・・

「しあわせ」とは自分の物差しで決めるものだから。
物差しは大きすぎても、小さすぎてもいけない。