いろんな人に力をもらって

このところ気分が今一つ調子が出ず、指を動かすのも億劫になっていた。
 古城ホテルとモーゼルワインの旅日記を綴られておられるジジダルマさんに肩を叩かれたような気がして、こうして画面に向かっている。
 テレビの報に時として涙が滲んできて、しかし画面の中の子どもたちの笑顔に救われるような、むしろこちらが元気をもらっているような気分になる。
 ジジダルマさんのワインに触発されて思い出したのが、ゲーテの「ワインは人を朗らかにする。そして朗らかさこそ、すべての徳の源泉だ」。この言葉を確認するために開いた本(小塩節著『ドイツの四季』英友社)に、ゲーテの詩が載っていた。