山が萌え始めた(水彩画)

あれほど寒かったのに、あれほど遅かったのに、春が一気にやってきた。
一週間前までは、いや、2週間前までは、山は茶褐色の強い色合いで占められていた。春は遅いと思っていた。
昨日、久しぶりに葉山方面に車を走らせた。
山は若葉と山桜の色で輝いていた。
山の空き地に車を止めて少し歩いてみた。
黄色い菜の花があぜ道と畑を彩っていた。新一年生が、集団下校で歩いている。
こんな素晴らしい光景を見ていても、何故かスケッチする気分にはなれなかった。
山が余りにも美し過ぎるのか、余りにも近すぎて絵にならないのか、とにかく、ぼ〜としていたかった。
写真は撮ったが、散策だけで後