4/16 「キクとイサム」今井正監督

見終わって、安心した。
悲惨な内容になりそうで堪らなかったが、そうではなかった。
作中もわりと朗らかに描かれていたし、悪人は新聞記者くらいで、他の登場人物はほとんどが立派な、尊敬に値する人達だった。

主人公の二人は、実際に同じような境遇にあったようで、特にキク役の子役には舌を巻いた。
とても利発で、しっかりしていたからだ。

個々に出てくる教師はいずれも素晴らしい先生。
今の世の中には、なかなかいない気がした。

この映画は、ぜひ小・中学校の生徒と先生に見てもらいたい。
特に教師に。教師とはどういうものか、ここから学んで欲しい。

北山谷栄の名演技にほ