ここ二日間のこと

このところ寒い日が続いている。昨日は午後から装幀家の友の仕事場に行ってきた。
 装幀をすると2冊は出版元から完成本を提供されるそうで、13日に会って飲んだときに、「今回余分に来たからあげるよ」と言っていた本を戴きに行ったのだった。
 『チェコの伝説と歴史』アロイス・イラーセク著・浦井康男訳・註解、北海道大学出版会、9,450円。児童向けの読み物として書き始められ、1894年に挿絵入りで出版され学校教育でも使われたこともあって、チェコ人なら誰でも一度は読んだことのあるチェコ文学の古典だと言う。民族の栄光と受難の歴史を述べ、民族的な意識の高揚と同一性を求めた