「諸行無常」を、万葉時代に見る!…素浪人の『万葉集漫談』(205話)

大伴家持は718年(養老2、資料によっては717年説も)、に父、旅人の晩年の54歳の子供として呱々の声をあげました。
当時、旅人は従4位中納言、奈良北部の佐保の大豪邸に住んでいて、多くの家人や使用人が仕える、身分の高い貴族でした。そして家持も名門の貴公子として優雅に育つことになるのです。

さて、家持の生涯の詳細を語れというコメントを頂いて、どういう切り口で万葉歌を鑑賞しながら、彼の生涯を語れるか、考えているうちに日が過ぎてしまいました(苦笑)。
少し断片的な考察になりますが次の歌をご覧ください。

(205) うつせみの 数なき身なり 山川の