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よくあるご質問

日本語も、英語も、感情

「ことば尻をとらえるな。感情をとらえよ」がよい。
カウンセリング技法のひとつである。

いつも同じグチを聞くとき、聞かねばならぬときがある。
そのまま付き合うのは疲れるし、イヤになる。
ウンザリしてくる。

そこで、グチびとの「ことば尻」にとらわれずに、「気もち(感情)」をとらえる。
例。
グチびと「上の階の住人がベランダから水をこぼす」
わたし「うん。うん。そうか。この前も聞いたけど、まだいやなのだね」
グチびと「そうなんだよな。まったくな」
わたし「そうなんだ」
グチびと「どうしたもんかね」
わたし「どうしたもんかね。いい方法はないかなぁ、とも思うわけ?」
グチびと「そうなんだな。管理人のところにも行ってみたのょ」
わたし「うん、うん、それで?」
グチびと「注意しておきます、っていってくれたけどね」
わたし「それはいいね。うまくいくかもしれないね」

ここで一区切りと見たわたしは、自分の好きな話題にひきよせる。
「ところでさ、アメリカではTシャツがおおはやり。日本ではただ着るだけだけど、アメリカでは自分の考えをいっていることになる。おれはこう思うってね。自己主張というわけさ。だからオバマの顔がTシャツにあると、おれはオバマを応援する、てなもんだ。とぉちゃんも一つどうだい。2 階のベランダでの水やり反対、なんてペン書きしたTシャツ着て歩くってのは、いいぜ、きっと」。

グチびとの言葉につき合うよりも「感情」をとらえて、それに返答し、グチ会話を短くし、結論づけて終わりとし、つぎは自分の好きな話にもっていく。
さすれば会話が五分五分になり、あなたもハッピー、わたしもハッピー、となりそうだ。

これを英会話でやってみたい。
そうすれば英会話の Listening もやさしくなる可能性がある。
聞くのがむずかしい会話内容に気をつかわずに、相手の気もちに焦点をあわせて話していくと、相手からは「わたしの気もちが分かってくれるのね」と感謝されると思われる。

前にも書いたが、ロシア人のJulie(ジュリー)との会話にも「感情」をとらえればよかった。

恋人にすてられた Julie は悲しそうにしてわたしに話した。
Julie “My life is not worth living anymore.”「わたしの人生なんてもう生きる価値がないわ」
それに対してわたしは、日本語の「価値がないわ」に引きずられて、No, no といってしまったのだ。
これでは、「そのとおり、君はもう生きる価値がない」と言ったことになる。
ここは力強くYes =「そんなことないよ」といわねばならぬ。

しかしこれがとっさのときには日本人は混乱する。
いい方法は、「ことば尻をとらえるな。感情をとらえよ」である。

英語の Not には Yes で答えるなどと難しく考えず、相手の「気もち(感情)」をとらえてその感想をいえば、英語の Speaking もかんたんになる。
“You(are)sad.”「悲しいんだね」と。

日常会話にはこのほうがよさそうである。
会話内容の細かいこと、たとえば5W1Hなどは、ビジネス会話では不可欠であろうが、日常会話では相手の「感情」に焦点をあわせたほうがよさそうである。


余談。
“sad”は“affected with or expressive of grief or unhappiness : downcast”
「悲しい, 悲しむべき; 悲しそうな, 哀れをそそる, みじめな, もの寂しい」。
用例として“People were sad that he was leaving.”「人との別れで悲しい(さびしい)」などがある。

日本語の「悲しい」より軽い語感もあるようで、留学生が帰国するさいには、アメリカ人がそんなに悲しそうな顔もせずに“It’s sad.”などといっていた。


さてまとめ。
日本語会話でも英語会話でも、「ことば尻をとらえるな。感情をとらえよ」である。

カテゴリ:語学・国際交流・社会貢献

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