ブータン王国の選んだ道

ブータン王国は、中国とインドに挟まれた九州と同じくらいの面積で、人口は約68万の小国で、政体は立憲君主制である。

 主たる産業は農業、資源は殆ど手付かずの森林資源とヒマラヤ山系から流れ来る水資源のみ。水力発電で作った電力をインドに売ることで外貨収入を得ている。

 経済成長を狙う国であれば、積極的に外貨を誘致し、安い労働力を提供することで経済のフローバル化を計ることであろう。しかし、ブータンは、資本主義的政策の採用には慎重である。

 例えば、ヒマラヤ山系の中にあるブータンは、雄大な自然に恵まれ、チベット仏教寺院も多く、観光地とし発展する可能性は大きい