6/6 東宝「ガス人間第一号」八千草薫

八千草薫が若くて美しい家元を演じ、劇中で舞い踊る。
ガス人間の仕組みは不明だが、なかなか楽しめた。

それにしてもこの本多猪四郎監督は多作なのだ。
8割が特撮だけど。

確実に子供に向けて作っている映画と、どうも大人から子供までを対象にし、どちらかというと大人目線での特撮映画がこれ。
この時代は、特撮映画の対象は大人だったと思う。

今は大人自身が子供化していて、わけのわからない世の中になってしまった。
若さは人生のある一時のもの、確かにそのエネルギーや吸収力など、力漲る成長の時期。
けれど、体の成長が止まった時、身に付けたあらゆる事を発展させるのが中年