柿本人麻呂の長歌に続いて有名な短歌4首がある。多分幾つかは、みなさまも中学、高校の頃のおなじみの歌と思います。 そのなかの2首を引用してみます。
(223) 安騎(アキ)の野に 宿る旅人 うちなびき
いも寝らめやも 古思ふに
巻1・46 柿本人麻呂
大意・ (いま軽皇子と狩りに来たのであるが)安騎の野に仮寝しようにも、(軽皇子のお父様で今は亡き、草日部皇子とご一緒した勇壮なこの狩り場風景の)昔が思い出されてなかなか寝つけるものではない。…という草壁皇子鎮魂の歌でもあるのす。
解説・ 軽皇子は後