「倭国と日本古代史の謎」斉藤忠著 読後感

この本は、弥生時代から8世紀頃までの日本史について書いているが、
この本の冒頭に、古田武彦氏の説に開眼され、それまで定まらなかった古代史観が浮かび出てきて書くことが出来たと述べる。、
あとがきに、参考文献として、25冊を挙げ、そのうち13冊は古田氏の著作となっている。
非常に広範囲に資料を見ているが、これは古田氏の説をそのまま使ったのであろう。
古田氏の古代史観を土台として筋書きを構築して、いかにもジャーナリストが書いたという読み物と言うことができる。

その内容は、私が今まで考えてきた日本古代史とは、かなりの隔たりがあり、その差異について、とても一々書