下値模索は続くが相場の転換は近い?

先週の国会での内閣不信任案否決の大茶番劇のゴタゴタから転じ、菅首相の早期辞任、自民党との大連立の流れが出来るのではないかと期待していたが、ことはそうすんなりとは行かず与野党とも党内の様々な事情を抱え、結局は権力にしがみつく菅内閣が当面続きそうな情勢にある。大連立の流れが相場の大きな転換点になるのではという淡い期待は裏切られた格好だ。

この間、世界景気の減速懸念からNY株価は軟調推移、6月に入って上昇は僅か1日だけ、あとは全て下落となり調整局面を窺う動きとなっている。昨晩も170ドル超の下落、6週連続の下げで12,000を割り込んだ。中国の5月の貿易黒字