趣味でつながる、仲間ができる、大人世代のSNS、趣味人倶楽部(しゅみーとくらぶ)

よくあるご質問

堅調地合いもギリシャ次第の様相

今週の日本の株価、事前の弱気予想を見事に裏切り2.6%も上昇、上下に短いヒゲを伴った「大陽線」となり久し振りに明るい相場展開となった。ギリシャ債務問題の最初のハードルと見られていた新内閣の信任投票が22日可決されたことで当面の危機が緩和されたこと。国際エネルギー機関(IEA)が世界の戦略石油備蓄の放出を決定し、原油価格が一時90ドルを切るまで低下したこと。日本株の割安感を意識したアジアマネーが主力株中心に連日流入していることなどが要因で先週末より327円高い、9,678円で一週間を終えた。

ギリシャ国債のデフォルト回避に向けた動きを世界がこれまでに無く注目している。救済に失敗すると欧州の多くの銀行が大打撃を被るだけでなく、他の南欧諸国にまで瞬く間に波及する恐れがあり、第二のリーマンショックが発生する可能性があるからである。それだけに少しの動向で一喜一憂、為替や株価が大きく動くことになる。

昨晩のNY市場ではダウ、ナスダックとも大幅下落した。米国経済指標の特段の悪化があったわけではない、住宅関連の幾つかの指数も低レベルながらも落ち着いた数値で株価への影響は限定的であった。最大の原因はギリシャの緊急財政5カ年計画が来週の議会採決で可決されず、同国がデフォルトに陥落するのではとの懸念が広がったからである。折しもイタリアの銀行2行の株価が同じ理由で急落、一時売買停止に追い込まれたことなどから米国銀行株価指数も1%ほど下落した。

ハイテク関連ではオラクルが4.1%、メモリー半導体のマイクロンテクノロジーが業績悪化予想で14.5%も下落した。これを受けてシカゴのVIX指数(投資家の不安心理度合い)も9.4%上昇、21%を超えた。今週のFOMCは無事通過したがギリシャ問題の当面の危機が回避され欧州金融機関が底入れするまでには時間が掛かると思われ、それまでは大きな株価の反騰は難しそうだ。

一方、中国の株式市場では24日、過去4ヶ月で最大の上昇率を記録、これまで金融引き締め強化で長らく調整局面が続いてきたがようやく最悪期を脱したと見られる。これは中国の各証券会社が今年下半期の見通しで強気の見方を示している事や温家宝首相が年内にインフレを抑制できると強調したことでこの二日間で3.7%も上昇、当面の底値を確認できた格好となった。また、他の新興国もこのところ株価の底入れが見られ、今年後半は久し振りに新興国相場が活況を呈するのではと予想している。

さて、来週の日本株、勿論ギリシャ問題次第という面はあるがこのところ他の海外市場に比べ足腰の強さが見られる。原油価格の低下、為替も円高気味ながらも安定している、貿易収支で輸送用機器が19%も増加してきているなどの他、最近発表の会社業績予想がコンセンサスを上回る内容でセンチメントの改善が見られることから一方的な上昇は見込めないまでも堅調推移するのではと想定している。ただ昨晩のCMEでは日経平均が9,600円で返って来ており、週明けは下落スタート、特に銀行株の動向に注意を要すると思われる。

先週は個別株で電力会社の上昇、NAS蓄電池関連でトーカロの上昇を予想したがほぼその通りになった。勿論全業種上昇はしたが指摘した銘柄の上昇率は群を抜いていた。来週は上半期も終わり、いよいよ下半期スタートということになる、ユーロの落ち着き、米国経済の再浮上、新興国相場の復活、そして震災復興経済を考えれば明るい見通しが可能となる。その第一関門のギリシャ動向を見極めたうえで、自動車、建設機械、商社など投資のチャンスを待ちたい。

株主総会もいよいよ佳境に入っている。今週はトーカロの総会で質問、社長とも親しく懇談できた。武田薬品では総会前の時間、業績に関する質疑が可能、今話題のアクトス問題やスイスの会社買収の詳細説明を聞くことが出来た。パナソニックは4,000人を超えるマンモス総会、株価は低迷からの脱出もそろそろの感じを受けた。来週も幾つか参加したいと思っている。

カテゴリ:不動産・投資運用

コメント

コメントはログインすると見られるようになります。