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よくあるご質問

2、人生は短いのだから、楽しまなくっちゃ

深夜にもかかわらずマドリーのバラハス空港には、現地の日本人ガイドM・K子さんが迎えに出ていて、ホテルまでの道すがら日本とスペインとの大きな違いを話してくれた。
 故郷は新潟だそうで、40代半ばの独身で在スペイン22年。長身で家内に言わせると、「モデルさんのようね」と。ガイドも一流、特にプラド美術館の解説は素晴らしかった。
 スペインの、日本と極端に違うことはリズムだという。とにかくゆっくり。せっかちな人には耐えられなく待たされることが多いが、別に悪気があってやっているのではないので許してやってください。スペイン人はピュアな子どものようで、いい波長を流していると必ずその通り返ってきます。
 ぜひ三つのことを。ひとつはいつでもどこでも「Holaオラ(こんにちは)」。スペイン人はエレベーターなど狭い時と空間を一緒するときは、必ず挨拶します。それから「Gracias(ありがとう)」、そして笑顔。この三つがあれば、旅がきっと愉しくなります。
 もうひとつ日本との大きな違いは、食事の時間。昼食は14時過ぎが一般的で、一般レストランは13:30、高級なところは14:00開店、従って昼のニュースは15時から。
 夕食も22時過ぎが普通、レストランが開くのも一般は20:30、高級なところは21時から。
 今回のツアーでは日本人に合わせてもらい、昼は13時半、夕食は19時半でお願いしていること、ホテルの朝食も充実しているのでゆっくりとたくさん召し上がって、と。
 賑わう深夜の通りを案内しながら、統計的にヨーロッパ人の中で最も睡眠時間の短いのがスペイン人で、特にマドリーは短いという。人生は短いのだから、楽しまなくっちゃ。眠っているなんてもったいない、というのである。
 夏時間とはいえ、そもそも21:30でも外は明るい。日中の暑さを考えると、数時間後ろの方にズレたと考えれば、それそれで合理的だとは思うが、かと言って朝の動き始めが遅いわけではない。やはり睡眠時間に収斂されていて、ゆっくりなのも、そのせいなのか。

 2009年2月5日の日記に、「国民性の違い」について書いたが、スペイン人について。
 「青いシマウマを見つけたら100万ドル出そうって、アメリカの富豪が言ったらどうします?」
 ドイツ人は図書館に駆け込み、
 イギリス人はアフリカの地図を買う。
 イタリア人ならロバを青いペンキで塗るでしょうな。
 ところがわがスペイン人ときたら、もう100万ドルもらった気になって友達を呼んで前祝しちまうんですよ。 
         『名作の旅、伝説の旅』森本哲郎 著
 http://smcb.jp/_ps01?post_id=424539&oid=88829

 バスに乗って一番先に気になったのが、バスの前方に掲げられているデジタル時計が合っていないこと。それも何分と言う単位ではなく、そもそも時刻が全く違うのだ。そして旅を続ける中、時計があるとそのことが気になってよく見ると、悉く違っていた。ホテルのベッドサイドのデジタル時計さえもそうであったし、利用したバスで正確なものはなかった。
 要は、時計なんて気にしないということ、それが「ゆっくり」の源泉なのであろう。
 「明日、ホテルを出ると気づかれると思いますが、陽射しが強いことです」。日本で「気をつけて行ってね」を、ここでは「日陰を行ってね」と表現するのだと。
 一応のセキュリティの話がK子さんからもあったが、「忘れ物」はほとんど出てこないという。「忘れ物をしたら、どうぞ忘れ物をしたということを忘れてください」。
 フト思うことがある。私の66年の人生において、本当は大事なものを忘れているのに、未だにそのことに気づいていないものがあるのではないかと。
 スペインのホテルは、アメニティは歯ブラシ、スリッパは付いていないことが多く、それらは旅をする人が用意するものとの感覚だという。がスリッパは半分のホテルにあった。
 初日から二連泊のグラン・メリア・フェニックスホテルは、サッカーチームのレアル・マドリードにベッカムが移籍してきた当初、数ヶ月間滞在していたホテルで、コロン広場に近い街中にあった。
 写真中央は、部屋のトイレの中に架けられていたレリーフ。

 もう当然、明日になってしまったけれど、6月18日(土)は、8時モーニングコール。9時ホテルを出発。
 マドリー市内観光と、プラド美術館、ソフィア王妃芸術センターで「ゲルニカ」を観て、午後からはトレドに向かい、街を一望した後に街に入り、大聖堂、そしてサント・トメ教会でエル・グレコの傑作に逢う。

カテゴリ:ニュース・その他

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