どんでん返し。歴史の裏面!…名歌200選(41) 素浪人の『万葉集漫談』(237話)

昨夜の埼玉は熱帯夜で寝苦しい夜でした。 寝苦しさを労わるように持統女帝が夢に現れて、闇の中にかぐわしい天女の舞をみせてくれるのでした。 
夢の中には松原が遠く続いて海が青く澄んで広がり、ほんのりと白雪を被いだ富士のお山も浮かんでいましたっけ…。

ひょっとして美保の松原だったか…。

埼玉は日本では珍しく海のない、内陸県の一つです。しばらく海を見なかったせいかなぁ、この夢。

「あらあら、素浪人さん。私はそんな悪女にみえまして…? 歴史には必ずもう一つの見方がございますのよ。」
天女の舞をみせながら、女帝はにこやかな笑みをこぼし高貴な香りを残して、富士山