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よくあるご質問

無神経な言葉

娘夫婦がそろそろ産着を用意しなければと、スポンサーにと家内に誘いがあった。
 私は、今日はゆっくりと旅行記の続きでも思っていたところ、ナルが「どうしてじいじはいかないの」と言われ、結局一緒に車に乗って出かけた。
 買い物をしている間は、ナルとおもちゃ売り場で遊んでいた。
 大きな店はやや郊外にあり、近くの讃岐うどんの店でお昼を摂り、家内と娘は続けて街中のデパートへ、ナルは車の中でシエスタ。
 私は街中で降ろしてもらってフラメンコと、グレン・グールドのバッハのCD、写真の収納ケースを買ってきた。

 ちょうど店を出たところで、札幌国際ハーフマラソンの最終ランナーの女性が走っていた。沿道から「がんばって!」と声をかけられ、拍手されて私の前を通り過ぎていった。
 すぐ後には2台の白バイが続き、更にその後にパトカーが続いていたが、車の側面には「規制解除」と書かれたものを張りつけていた。マラソンのために交通規制していたものの解除を知らせるものであった。
 その後2分ほどして大型のバスが通り過ぎた。
 何人かのランニング姿の選手の姿も窓越しに窺えた。そしてバスの側面を見て驚いた。
 「回収車」と表示しているではないか。
 きっと体調不良で途中棄権をした人を乗せるバスであったのだろう。
 それにしても「回収車」はないだろうゴミ扱いか。
 人を何と思っているのだと、私は一人腹を立てていた。

 大きな催しをするときには実行委員会などを組織して、担当割をしてそれぞれ分担し、遺漏のないように確認作業をして当日に臨む。
 表示物についても確認があったはずだ。「回収車」の表記について誰も疑問をもたなかったのか。

 「子ども」という言葉を使うとき、私はけっして「子供」とは書かない。供とは、そなえる、そえもの。国字では、とも、従者。子どもは親の付属物ではなく、一人の人格をもった存在だと思うから、意識して子供とは書かない。
 かつて「障害者」と標記していたものを、以前は障碍者と書いていた人もいたが、最近では一般的に「障がい者」としている。
 長い間使われて馴染んでいた言葉を変えるということと、今回の「回収車」との表記とはもっている意味合いは違うが、もっと労いの想いのこもった暖かい言葉が使えなかったものだろうか。

コメント

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